4月に発売される新パターのご案内

ご覧いただきありがとうございます。

過去発売したパターヘッド。ムジークのパターは多くの方に高評価いただいております。

100個限定の軟鉄モデルやカタログ品など毎年販売しています。

ムジークではPT135、125のパターシャフトやバリエーション豊富なパターグリップを販売してますので、ヘッド単体かヘッドにスチールシャフトを組み立て、グリップ無しでお店に販売しています。

お客さんの希望によってスタンダードモデルやミッドサイズ、はたまた他社品を差すなんてことも既製品と異なる醍醐味です。

自分だけのパターが作れますしね。

そして2017年の新製品がこちら↓

Muziik SPECIAL TUNE & MILLED  4117 & 4217。

2014年末に100個限定で発売した軟鉄ブロックの完全削り出しモデル「On The Screw Limited 40」の復刻版。

 

発売終了した後も、探しているユーザーが多かったモデルです。

 

今回は出来る限り復元した304ステンレスの鋳造モデルにCNCで削り出ししたモデルです。

良く303と304のステンレスの違いは何かという問い合わせをいただきますが、非常に似通った素材です。

ゴルフ的に言うと、303はブロックの削り出しに向き、鋳造には向かない。304は鋳造に向くと言うところ。

良く304じゃなく303を使った方が良いと言うんですけど、ブロックの削り出ししか出来ず、軟鉄素材より削りに時間がかかるので高いものになっちゃうんです。

なので今回もSUS304。

 

良いものをできる限り安く使っていただきたいですからね。

 

ちなみに303も304も素材自体には磁性が無い(磁石がつかない)のですが、鋳造することで熱を帯びるので304の鋳造パターは磁性がでます。

 

逆に303と謳ったパターで磁石がつく場合、304じゃ無いかと疑った方が良いかもしれません。

話を元に戻して、新しいパターの話。

 

私がパターを作る際は、どのモデルも共通の決め事があるんですが、これは真似されちゃうんで内緒。

 

ただ、決め事を元に、構えやすさ、座りの良さには拘りを持って作っています。

先ほどお話しした40シリーズのトゥヒールバランスモデルがリミテッド41、そのワイドフランジモデルが42。

なので2017の41復刻版が4117, 42復刻版が4217になっています。

 

今回のパターは可変式↓

 

写真はアルミネジですが、別売でステンレスもご用意。

 

4117の構えはこんな感じ。

しっかりターゲットにスクエアに構えられるフォルムです。

 

ブラックIP仕上げ、フェイスはhexaフェース。ブルーのウエイトが存在感抜群。

 

トップラインと並行にスパッと切ったパラレルホーゼルも継続。

 

 

4217のワイドフランジモデルは↓

 

アドレス↓

ストロークを安定させたい人向けです。

 

気になるお値段ですが、想定販売価格は、

4117が28,000円。4217が32000円(ヘドカバー別、税別)となっております。

私が言うのもなんですが、良い出来に仕上がっています。

 

工房さんで色々なカスタマイズして自分のパターを作ったら、ゴルフがきっと楽しくなります。

 

まだ公式ページにはアップしていませんが、今月中にはアップします。(アップしましたーー)

 

4/中旬の発売まで少々お待ちください。

 

 

 

 

 

 

エクスパイヤーとターフライダーの由来

ご覧いただきありがとうございます。

以前、読者からターフライダーの開発秘話を教えてとのコメントをいただきました。その辺を踏まえて、ターフライダーとエクスパイヤーの名前の由来をご説明したいと思います。

 

まずその前に。。。。

 

ものづくりには、作り手の経歴が大きく影響するものです。

 

私なんぞは、大学卒業して入社した、当時飛ぶ鳥を落とす勢いで発想力を駆使し新商品を開発し続けたマルマン、その後に入社した、現キャロウェイゴルフのデザイナー「ロジャークリーブランド」おじさんが創設した、クリーブランドゴルフ。そして長いゴルフの歴史の中で、デザインと理論の最先端を走ったウイルソン。

 

この3社の在籍が、ムジークのものづくりにかなりの影響を与えています。

 

私がいた頃のマルマンといえば、「マルマンソール」、「スッポンチタン」、手が切れそうなリーディングエッジとクワの様なソールを併せ持ち、結局R&Aからルール不適合になった「テンサイマルマン」なんてのもありました。

 

とにかく楽しく元気のある会社。日本では珍しい発想力のある会社でした。

 

クリーブランドゴルフは、ロジャーおじさんの削ったウエッジやパーシモンがゴロゴロしていて、私の家にはロジャーおじさんがトムリーマン用に削ったパターもあります。とにかくクラフトマンシップがありました。ビジェイシンやデビッドトムスがメジャー優勝したり、毎年ワールドミーティングで向こうの開発とあーだこーだ言って多くの経験をしたのもクリーブランド時代。

 

そしてウイルソン。

 

ウイルソンといえば名器ダイナパワーを始め、ボアスルー(ソールまでシャフトが貫通)アイアンや、当時ホーゼルが長く、ヒールに集まりやすかった重量をトゥ側に配分するテクニックを駆使した、テクノロジー満載のメーカー。

 

そしてデザインがオシャレ。

 

マルマンの発想力とクリーブランドのクラフトマンシップ、ウイルソンのデザイン力。ムジークの原点はこの3社の融合の様なもの。

 

その中で、実は決めていることがあって、ウイルソンゴルフの系譜をムジークが守ろうなんて勝手に思っている訳です。(キャスコさん。。すいません)

 

例えば、ムジークのアイアンがセミグースネックなのもヒールが高いのもウイルソンの系譜。エクスパイヤー↓もウイルソンのジョンデイリーが使用していたINVEXが原型です。

 

私が未だウイルソンの人間だとして、現在の素材やテクノロジーであの未来形と言われたINVEXを作ったらどんなモノができるだろうという気持ちで作ったのです。

 

かと言ってINVEXの名前は使えないので、究極とんがったモデルの意味でX+SPIRE=XSPIREとなりました。

 

そしてターフライダー。

1962-3年のダイナパワーにTURFRIDER SOLEというヒール側のソールがトゥ側より薄いモデルがありました。

 

やはりヒール重量をトゥ側へ移動させるという発想で作られたモデル。

 

この名前を2006年ウイルソン在籍中に復活させたのが私とムジーク梨本専務。

 

「ウイルソンにクラフトマンシップを」という私たちの声に会社がオッケーしてくれ、ゾディアの千葉さんが削ってくれたのがダイナパワーターフライダー&サンドライダー。

 

10年経った今でもキャスコさんで販売いただいてます。

2014年、ゲタばきのフェアウェイウッドが作りたかった私は、ターフライダーにしたいと思い商標申請したら取れちゃったんです。

 

無事にウイルソンの系譜turfriderも引き継ぎました。

 

現在では

オンザスクリュー  上級者が好む顔と易しさ

エクスパイヤー   エッジが立った商品群

ターフライダー    アベレージゴルファーのためのモデル

とブランドを区分けしております。

 

ターフライダーもロゴを一新。

 

今年中には新しいエクスパイヤーもターフライダーも発売します。

頑張って誠意開発中でございます。 こうご期待の程。

 

 

 

 

 

シャフト開発は難しいのです。。。

ご覧いただきありがとうございます。

最近はゴルフ業界の方々から『裏ブログ楽しみにしてますよー』なんて言われ嬉しい限り。できる限り、何かの参考になれば!?と思って書いてます。

昨年発売したドガッティゼネレーションTi4 & Ti4 long。

おかげさまで販売好調です。Ti4もTi4 longも意外や意外、S, SX, Xが結構売れてるんです。

Sでノーカット49g, Xでも51g。

チタンファイバーのインパクトでシャフトが負けない特性とタイミングの取りやすさで結構ヘッドスピードのある上級者にも受けています。

最初に出来上がったのがTi4 long。うちの専務が試打して絶賛するものの、私には何か物足りなく、先端に特殊金属をコンポジットして改めて作ったのがTi4。

剛性分布的にはTi4が走り系。バランスポイントもTi4が先端寄り。実は数字的にはほんのわずかな違いですが、ゴルファーによってはフィーリング、タイミングなど感じ方に大きな違いが出るんです。

現在も新シャフトの試作をいくつかテスト中なのですが、これまた私と専務の意見が真逆。

 

例えば今開発中のTi5。重量帯はSで57-59g予定。

 

最初のシャフト(仮にAタイプ)をムジーク専務と某有名工房のEDMさんが試打。両者とも絶賛するわけです。飛距離、走り感最高で文句無し。。。と。。。

 

私が打つと手元が硬く感じ、全部右プッシューーー。

 

これはこれでキープ(絶賛する人がいますから)しながらも、手元の剛性を少し抑えた走り系シャフトを更に試作(仮にBタイプ)。

 

まずは専務にテストさせたところ、手元が硬くて右プッシューー。。。という意見。手元剛性を抑えたのにそれは無いだろうと思いながら、いろんな事に忙殺されていた私はテスト出来ず、更に手元剛性を緩めたモデルを試作(仮にCタイプ)

 

そして、やっとBタイプのテストが出来た私。

「どこが手元硬いのーー? まるっきりTi4の50g台バージョンでしょー」となる訳です。

 

2人の意見じゃ決められないので、専務がトップアマからお店のお客さんまで20人試打を敢行。

 

結論はBタイプが良いと言った人 60%         Aタイプ 30%    どちらでもなし  10%

 

これ、どちらが良い、悪いじゃなくて、スイングタイプとシャフトの相性の問題。

 

シャフトって剛性分布(ちなみな剛性分布ってこんなやつ↓)を合わせても、

重量、フレックスを合わせても、打つ人の感じ方って変わるんですよねぇー。

 

だから色んなシャフトがある訳です。シャフト開発って難しいけど、テストからどんなゴルファーが合うのかを紐解いていくのが面白いところです。

 

結局、Ti5も2種類発売予定。

 

いいシャフトに仕上げますので、皆様御期待下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

ムジーク的ウエッジ考察のはなし。

ご覧いただきありがとうございます。

3月2日に異なる2人が全く同じ事を言ってました。

1. 昼食をご馳走になった広告代理店社長さん。

某有名ゴルフメーカー、昔は社内でもワイワイガヤガヤ楽しそうな職場だったのに、社長が変わって数字は伸びたけど無駄口すら叩いちゃいけない感じで空気が重い。なんか社内がピリピリしてますよ。

2. 夕食をご馳走になった(なんか奢ってもらってばっかりですね)某メーカーの広告宣伝担当〇〇さん

ゴルフは一部門なので、「お前ら何遊んでんだ」という雰囲気。ちょっと過激な広告作ると社風に合わんとか言われて息苦しいっす。

ゴルフ道具ってある意味で夢を売る商売、遊び道具なのに空気の重たい会社でモノを作って売るって楽しそうなモノは作れないですよね。

アメリカのゴルフメーカーってみんな楽しそうだし、なんか期待値大な製品が生まれるのも分かる気がします。

当然、ムジークは。。。。楽しくやってます。

金曜日も社内でアプローチしながら、みんなでアーでもない、コーでもないとクラブ談義。

その時のお題目がウエッジのはなし。

ムジークには現在2種類のウエッジがあります。

ひとつはオンザスクリューブルーアイコン。

ワイドソールでバウンス少なめ。さらにはセミグースネック。

そしてもう一つはフィフティーズ。

FP値が大きく(いわゆる歯が出ている)多面ソール。バウンス少なめ。

巷ではアマチュアにはバウンスが大きい方が良いとか、ヒールを落とした方が抜けるとか、グースだ、いやティアドロップ型だと、色んなメーカーがあります。

実は作り手の打ち方と製品は密接な関係があって、例えば昔のピンのシャフトが硬かったりするとカーステンは手打ちでスイング半径が小さかったのではと推測されたりします。

私なんかは『ゴルフはゴロフだ!!』の青木功プロ世代なので、昔のアプローチは出来る限りの8番アイアン。バンカーだけグースネックの58度を使ってました。

アプローチでサンドウェッジを使うようになったのは社会人になってから。その頃はジャンボ軍団全盛期で『キュキュッ』と止まる低めのアプローチをSWで打っている上級者が多く、憧れて真似をしたものです。

そこから私のアプローチは転落へ。。。。

10年いたクリーブランド時代、フォーティーンの故竹林さんから『吉本さん。ティアドロップ型はボールを上げやすく、早くボールにコンタクトするから本来はアマチュア向けで易しいんですよ』と言われたことがあるけど、さすがに『私はこれでイップスになりました』とは言えなかった。。。。

当時の私はタイガーが使っていたクリーブランドのスーパーローウエッジ(型から取り出したままのウエッジ』60度を4度立たせ、ソールは幅広フラット、丸いリーディングウエッジはストレートにとチューンナップして使っていたのです。

そんな経験則から生まれたオンザスクリューブルーアイコンウエッジ。

50ヤード以内はできる限りパターで打つという私のゴルフ友人も、このウエッジでアプローチ出来るようになったこともあって、やっぱり私を含めたヘッポコアプローチのゴルファーにはこれでしょうと信じきっていた理由です。

そしてフィフティーズ。

これは茨城にあるゴルフ工房『アップルツリーギャング』N館長のリクエストに私のアイデアとデザイン、プロのアドバイスを融合して作ったモデル。

正直なところ、私は全く打てません。

チャックリのオンパレード。

私にとっては大変難しいウエッジ。

ゴルフも練習もロクにできず、仕事一直線になってしまった割には、気合い入れただけでハーフ36で回ってしまう弊社N専務も、

『バンカーは打ちやすいけど、フェアウェイだとパフルんですよ、僕はブルーアイコンですね』という訳です。

 

多分、少しダフってパフツって飛ばず見たいな感じでしょうか。パフッって。

 

ただ、フィフティーズおかげさまで売れてるんです。易しい、球が拾いやすいと評判で。

ここで私もN専務もなんでだろうとなる訳です。

ALBAやPCMで連載している筒コーチも『いゃーエースですよ』というけれどもプロですから上手いのは当たりまえ。

そこで何人かのフィフティーズ使用者に聞くとみんなエースウエッジだというんです。

先日サンディエゴで一緒にラウンドした典型的アマチュア代表藤倉ゴムのW部長によると『いつもウエッジはソールが跳ねてトップしたりするんですけど、フィフティーズにしてから芝をスーッと滑る感じでクリーンに当たるんですよ』とコメント。

 

ムジークのいつも100前後のアマチュア代表、営業のNMさんも『ブルーアイコンウエッジはざっくりするけど、フィフティーズは滑る感じで運びやすい。易しいです』とW部長と同意見。

 

前置きが長くなりましたが、そこでムジーク的ウエッジの考察を。

結局、4人とも上手い、下手の大小あれどプロではないので芝の上ではダフるんです。まずそれが大前提。

 

私はもともとシャットにあげて、右手首をロックしてハンドファーストに打つタイプ。アプローチのスイングスピードも早め。

なので、ボールを左足寄りにおいてもボールがさほど上がらない。グースネックだとハンドファーストでもまだフェース面はシャフトより後ろにあるので、ボールコンタクトの時間が稼げてタイミングが取れる。入射角が深いのでソール幅が広いと芝にしっかり受けてくれて、結果滑る。

ゴルフ上手なN専務も入射角深め、手首を使ってテークバックし、上からガツンと打つタイプ。

私よりハンドファーストは強くないのでボールはセンター。フィフティだとリーディングエッジが先に芝にコンタクトしてパフッてダフる。フェースを球に押し込んで使いたいタイプなので、ソールのヒール側面積があった方が芝が受けてくれる。

この両者はオンザスクリューブルーアイコン派

藤倉ゴムW部長は振り幅大き目でゆっくりスイングするタイプ。ボールはセンター。インパクト前でコックは解け、ヘッドが落ちる。そういうゴルファーは、フェースをボールにコンタクトさせたがるので、インパクト時にロフトが寝て、バンスのあるウエッジだと跳ねる。グースネックだとトップする。

ムジークNMさんはボールは右足寄り。リストが早く解けるため当然入射角浅め。ロフトがついてインパクトするのでFP値が大きい方がタイミングが取りやすいし、多面ソールの方がソールが邪魔することなく滑ってくれる。

この両者はフィフティーズ派。

 

アマチュアゴルファーにも、リストロック派とリスト解ける派がいるわけで、それぞれのタイプに合わせたソール形状やホーゼル形状を選ぶと今よりずーっとゴルフが楽にナルト思う訳です。

 

いつも完成品を買っているフィッティング初心者なゴルファーこそ、ウエッジから自分自身の武器を作って見たら、ゴルフがもっと楽しくなると思います。

 

 

 

 

 

昨日の続き。”New On The Screw DF”の話

昨日のFWについての話の続きです。

FWをもっと遠くに飛ばしたい、打ちやすいFWが欲しい。この相反するテーマを融合させる為に開発したFWが

” On The Screw DF” です。

ムジークらしい”良い顔”と大きすぎないフォルム。

ボディーはDDドライバー同様6-4チタン、フェイスもDAT51を採用しています。

2.5mmのDAT51フェイスと薄クラウンの効果で、ドライバー並みのCT値に仕上がっています。

当然、フルチタンFWで、ヘッド体積もさほど大きくなければ、重量も軽くなります。

3Wでボディ単体の重量は121g

通常の3Wの重量が210-215gですから90gほど足りません。

そこでこのステンレスプレートをソールにはめ込みます。

ネジを含めた最終のプレート重量が約90g。

これでフェイス高さをある程度キープしても、かなりの低重心になります。 また今回のムジークマークは、ステンレスプレートをCNCで削り出し。コスト掛かってます。

そしてこのソールプレートをはめ込むボディーの裏側がこれ↓

フェイスから少し離れた部分にステンレスプレートが来ることで、ボディの撓み部分も十分に確保。

プレートが入るボディ部分もしっかりとCNCで削り出し、平面化を行なっています。

この写真(シュリンク付きですいません)からも分かる通り、ステンレスプレートがかなり後方まで来ています。

これが低重心でありながら、球が捕まる秘訣なのです。

よって、フェイスアングルはストレートからちょっとスライス目。

写真では見づらいかもしれませんが、下のフェイスアングルはスライス0.7度。ちょいオープンです↓

これでもバシッッと捕まっちゃいます。

DD同様にインパクト時のエネルギーを後方で受け止め、しっかりボールに伝達するボックスバック形状も健在。
決してシャローバックにせず、上からドーーンと打っていけるハイバック構造ですが、ステンレスプレートの効果で楽にボールが上がります。

ボックスバック↓

 

ハイバックフォルム↓

ロフト/番手は3W(15度)、4W(17度)、5W(19度)7W(21度)と4タイプ。

3W&5Wで飛ばすも良し、FWは4WのみでUTと組み合わせるも良し、4W, 7WにI.C.E UTの5番、6番を組み込むなんて手もあります。

FWが苦手な私でも、ブンブン振り回していける相棒ですので、皆さんの武器になること請け合いです。

気になる価格は、恐らくヘッド単体で5万前後の予定です。発売はゴールデンウィーク明けになりそうです。

すでにご注文いただいている方には少々お待ち頂きますが、いいモノをお届けしますのでご勘弁ください。」

全ての仕上げが完成した後、公式サイトにもアップいたします。

 

 

 

新しいFW出ます-最初はFWについての話。。。

ご覧いただきありがとうございます。

今は中国出張中。先ほど深セン北駅から新幹線に乗りアモイ駅に到着。ホテルにチェックインしてブログを書いています。

 

さて、まだ発売していないにも関わらず、たくさんのお問い合わせを頂いているmuziikの新しいフェアウェイウッド。

“Muziik On The Screw DF”

現在、頑張って量産中ですが、ほぼ最終のサンプルをお見せしたいと思います。

それがこれ↓

まだロゴ無し、ネジ無しですが、これが最終系。

詳しくは次回にお伝えしますが、まずは基本コンセプトのお話をさせていただきたいと思います。

さて、皆さんが(いや、私が。)フェアウェイウッドに望む事といえば、

1.  飛距離ー遠くに飛ばしたい、できる限りグリーンに乗せたい、2オンしたい。。。などなどの飛距離希望。

2.     球を楽にあげたい、ミスを減らしたい。などのFW苦手系。

私などはFWが大の苦手なので、I.C.Eのようなユーティリティに逃げちゃったりしますが、3Wよりは飛距離が稼げなかったりするので、きちんと打ちたいなぁと思うわけです。

それを踏まえて、まずはどうやったらFWで今より飛ばすことが出来るのか??

ご存知のように、現在のクラブの反発係数上限は257us(マイクロセコンド)。適合クラブリストはドライバーしかありませんが、FWも超えたら違反クラブになります。

以前、I.C.E ユーティリティのくだりでも話をさせていただきましたが、これがなかなか違反クラブにはならないんです。

よくあるFWはステンレス+マレージング鋼フェイス。これが鉄板の組み合わせですが、だいたいのCT値190us。

かなり薄い1.6mmのマレージング鋼をフェイスに採用しても、200usが良いところ。

全然、257usには届かないんです。

それは何故か?

一つにはフェース高さ。

ティーアップしたボールを打つドライバーと異なり、地面にあるボールを打つことが多いFW。

ある程度の低重心を確保する意味でもフェイス高さを低くせねばならず、自ずと反発係数が低くなります。

もう一つの理由はボディがステンレスであるということ。

ステンレスはチタンほどの強度がない為、薄く作ることが出来ず、クラウンやソールの撓みがない為、やはり反発係数が落ちてしまいます。

最近、フルチタンボディのFWが多く見られるのは、そういう意味合いが強いんですね。

 

飛び系のFWにはフルチタンボディが良いのです。

 

次に、どうやったらボールが上がりやすくなるか、球が捕まるか。

 

ボールを上がりやすくする為には、低重心にする事。

うちのI.C.E ユーティリティも超低重心なのでボールが上がる、上がる。。。

いわゆるシャローフェイス(フェイス高さが低い)ものも、ボールに対するスイートスポットの位置が真ん中か、それよりも下に来れば低重心という訳です。

 

ただし、ボールが上がるが、反発係数が落ちて飛ばなくなる。

 

ここ意外と相反するところ。

 

そして、球の捕まり。

 

FWはアイアンと異なりFP値が大きい(シャフト軸線よりフェイスが前に出ている)ので、シャフト軸に対する重心位置はそれほど長くないので、球が捕まりづらいんです。

メーカーとしては苦心してシャローバックやヘッドの大型化、ウエイトの配置で、出来る限りの事はしてますが。。。

大型化はソール面積も広くなるので、入射角によってはミスも多くなりますし、

ここは持論ですが、シャローバックって形状があおって打ちたくなるんです。それでソールに当たってチョロなんてことも。。。

フックフェイスやグースネックFWもありますので、顔が気にならない方は良いと思いますが、私的には無理。(すっかりFWが苦手な私の話になってますが。。)

 

となると、反発係数がドライバー並みにあり、フェイス高さを低くしなくとも低重心でボールが上がり、シャローバックにしなくとも重心が深いから捕まる。

そんなFWが理想であると思う訳です。というか理想ですよね。

そして、そんなFWが出来ちゃいました。

続きはまた明日書きたいと思います。(アップ出来れば)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

良いクラブとは何か。

良いクラブとは何か。。。。

この定義は非常に難しいですよね。

ある業界誌では多くの開発費を掛けて、CADデザインにもお金を掛けている大手メーカーに地クラブメーカーは太刀打ち出来るのか?なんて記事もありました。

大手メーカーさんは新素材も素早く使え、テクノロジーも豊富。

ただし、アモルファスはどこいった?、カーボンフェイスは? ケブラーは? 空力は? などとユーザーが振り回されそうなテクノロジーを垂れ流す(良く言えばトレンドを作る)のも事実。

私たちからすれば、その開発費は羨ましい限りです。ただし、例えば有能なCADデザイナーを使っても、ゴルフクラブを知らない人だったりもしますし、CADから入ったデザインは、なんかしっくりこないモノも多い。

例えばムジークでは、まずモックアップを作り、

(これ何気に新作のFW↑)

 

(DDのモックアップ↑)

この時点で何度も修正を加えます。

修正というのは、ターゲットユーザーに対してフェイスの高さやクラウンの形状、ネックの入り方、全体シェイプが適正かどうかを何度も削り、加えて修正をするんです。ここが一番面白く、時間の掛かるところ。

形状が決まったら、CADに形状を落とし込んで、クラウン部分やソールの厚み、ウエイトネジの配置部分、ソールなどをデザインしていきます。

ここまでやれば良いクラブなのか?

飛ばなきゃ良いクラブじゃないという人も、パターなど座りが良くなきゃ良いパターじゃないという人も、顔が良くなきゃ良いクラブじゃないなんて、良いクラブとは千差万別。

ひとつ、一つの要素はとても大事なんですけど、私の思う良いクラブは出来るだけ長く使ってもらえる事。

それは決して性能やシェイプだけでなく、価値も含めて。

買ってから半年後に安くなるクラブは、どんなに開発費を掛けようが、どんなプロが使おうが、良いクラブじゃない気がします。

売り手からすれば、買い換えてくれなきゃ商売出来ないというかもしれません。

作り手からすれば、その良いクラブを凌駕するクラブを作ろうという気構えを常に持ち続けたい。

マンガ ”明日天気になれ”の向井太陽(若い人は知らないかも。)が布団の中でクラブを抱いて寝るシーンがあるのですが、そんな宝物のようなクラブが良いクラブだと、

そういうクラブを作りたいなと思っております。

明日夜から出張。そんなクラブを作りに行ってきます。

 

 

 

 

地クラブに軟鉄鍛造が多い理由

アイアンの製法は概ね、鋳造か鍛造の2種類。ざっくり言うと、鋳造の場合はステンレス系素材を型に流し込む。鍛造の場合は鉄を高圧プレスで叩くことで、形状を作り、CNCや削りでデザインを施していきます。

鍛造の場合、高圧プレスで叩いて形状を作れるくらいの柔らかさが必要なので炭素の含有率が少ない軟鉄と呼ばれるS20C, S25Cなどを使用します。

鋳造に適した素材としてはSUS304とかSUS630, SUS431などステンレスが代表的で、304なんかはソフトステンレスと呼ばれ、1度くらいのライ角調整はできるのです。

ちなみに軟鉄鋳造なんて言い方もありますが、素材はいわゆる軟鉄ではなく、8620カーボンスチールなどの炭素鋼やニッケルクロムモリブデン鋼だったりします。

まぁここまでは良くある話。

さて、じゃあ軟鉄アイアンとステンレス鋳造アイアンはどっちが良いのか??

これ、使う人と作る人によって全く捉え方が違うんです。

ステンレス鋳造アイアンは、ソールが厚く低重心のアイアンが作れたり、↓

マレージング鋼をフェイス溶接して、初速アップの飛び系アイアンが作れたり ↓

するので、ゴルファーの方々で、ライ、ロフトを調整なんかしないよ。って方には選択肢も多く、性能的にも面白いモノを作れる素材なんです。

 

ただし。。。。。

ヘッドパーツの作り手としては厄介な問題が。。。

それがこれ ↓

鍛造品と異なり、鋳造は熱した素材を型に流し込むため、いわゆるス(漢字では鬆)が入るんです。ちなみに業界的にはピンホールと言うんですが、外人さんにピンホールと言っても通じなかったです。英語では何て言うんでしょう。バブルですかねぇー。

このピンホール、メッキ前にはほぼ現れずメッキした後に出てくるのが問題。

製品にするためには、この穴を再度埋めて再メッキを施すんですが、計画したヘッド重量より重たくなるんです。

他社品でひどいものだと、6番アイアンと7番アイアンのヘッド重量が同じ。。。なんてことも。。。

完成品で売られる場合、最初から少し軽めのヘッド重量を設定して、下のように重量調整をして組み付けるんですが、

私たちのお客さん、工房の親父たち(若くて腕の良いクラフトマンも一杯いますけどね。)は組み立てにプライドを持ってますから、ヘッド重量の誤差が±3gなんてのは許してはくれません。

ムジークを含め、地クラブメーカーのアイアンに軟鉄鍛造アイアンが多いのはそんな理由もあるんです。

当然、それだけが理由ではなく、打感の良さ、削りのこだわり、顔の良さも軟鉄を選ぶポイントです。

ただ、ステンレスヘッドの重量誤差はヘッド単体を販売するメーカーとしては致命的。やはり重量精度が出せる鍛造を選びたくなるのです、

重量調整しているから悪いクラブかと言うと、3,4gの重さでは重心位置が大きく変わることもなく、ほとんどのゴルファーが完成品のクラブを購入、使用してその不具合を感じていないので、さほどの違いはないのかもしれません。

ただ、ヘッド重量、グリップ重量をきっちり測り、さらにはスチールなどのバランスポイント(先が重いとか手元が重いとか)も調べて、1本1本心を込めて組み上げたゴルフ工房のクラブを手にすると、またゴルフに対する格別な思いが出来、新しいゴルフの1ページを開けられると思うんですよね。

私の友人でも、自分のクラブのシャフト先端に鉛調整してあったのを知り、そのクラブが使えなくなったケースもありました。

軟鉄鍛造アイアンにも、上級者向けから飛び系まで、色々なモデルがありますので、一度、地クラブ(この言い方好きじゃないけど)の扉を開けて、覗いて、試打して欲しいと思います。工房のクラフトマンも意外とフレンドリーですよ。

ちなみに弊社ムジークでは、軟鉄鍛造アイアンのヘッド重量誤差は1g。

ソール幅広め、セミグースネックで決して難しくないマッスル↓と

キャビティバック。

 

同じくソール幅はやや広め、でストロングロフト設計のブルーアイコンII ↓を取り揃えております。

さらに今年は、ヘッドの重量幅を再研摩で調整し、なんとか2g誤差までに抑えたい、超飛び系のマレージングアイアンとステンレスアイアンも発売予定です。

地クラブの良さ、ぜひ味わってみてください。

 

 

 

 

 

ブルーアイコンのネジの意味は?そして9周年。

ご覧いただきありがとうございます。

韓国出張で少し更新が遅れましたが、株式会社Muziikを設立したのが2008年2月15日。本日で9周年となりました。2008年の今頃は売り上げが何もなく、最初の製品であるe-putt ball 90やバンブーシャフトの開発に没頭していた時期でした。9周年、長いようであっという間ですね。9周年目のムジークも色々とドキドキする製品をラインナップしますので、楽しみにしてください。

 

さて、韓国の新しい代理店と打ち合わせを行った時に出た質問が、

『ブルーアイコンのネジは重量調整できないのか』でした。

今回アメリカも韓国も、このBlue Icon IIの人気が結構あったのです。デザインが美しい、顔が良いと絶賛され、嬉しい限り。

さて、このネジは調整できるのか??と質問の答えは『出来ない』なのです。ただし、ただのデザインではなく、ちゃんと意味があるのですよ。

Blue Icon IIの素材は軟鉄鍛造。軟鉄鍛造の製法とは、既にある鍛造型にCNCを掛けてデザインをしたり、研磨をして製品にしていきます。当然オリジナルの鍛造型も作れますが、1番手で100万以上と高額なのです。

鍛造型にも種類があって、ムジークでは厳選した鍛造型を使用しています。

軟鉄とはゴルフ用語なのですが、いわゆる炭素の少ない鉄の事。炭素が0.02%のものがS20C, 0.025%がS25Cです。炭素の量が多ければ多いほど硬くなります。

軟鉄もステンレスも比重に大した違いはないのですが、ステンレスは鉄にクロムを混ぜた合金なので、鉄より強度が高い、薄くする事が出来るから軽くも作れるんです。

ちょっと話がずれましたが、Blue Iconのネジの話。

オンザスクリューのウエッジもそうですが、Blue Iconのアイアン、ウエッジにはアルミのネジが入っています。

これは出来る限りソール幅を広くするためのアイデアなんです。軟鉄素材はステンレスと比較して強度が弱いため、ある程度の肉厚が必要。となると、ソール幅を広くすると重量に余分がないため、ヘッドサイズが小さくなってしまうんです。

今ではキャビティにして、ソール幅を広く取っているウエッジもあるますが、やはり打感がぼやけるのが難点。

軽量のアルミとセミキャビティ部分の余剰重量で、ソール幅を広くしている。これがBlue Iconのミソなのです。

では何故ソール幅が広い方が良いのか??

やはりミスに強いからでしょうね。

Blue Iconはソール幅が広くても決して低重心ではありません。ですからボールが通常の軟鉄鍛造アイアンより球が上がりやすいという事はありません。

特筆すべきは、多少ダフっても芝の上を滑ってくれる事。プロと違って我らアマチュアはいつも同じインパクトを迎えることが出来ません。上体が突っ込んで、クラブが深く入ったり、ダフってフェースが開いたり。。。

初心者でなくとも18ホールのうち、何回かミスをするケースは多分にあります。

Blue Icon IIのソールも通常の軟鉄鍛造より多少広いというレベル。ただこれが打ちやすさ、易しさの秘訣なんです。

当然、ソール幅を広くしてバンスをつけると、ソールが跳ねやすくなるため、ローバンスに抑えています。

これで芝の上を滑ってくれる訳です。

ちゃんとブルーアイコンのスクリューには意味がある。

でした。

 

 

 

 

 

ムジークとオンザスクリューの由来裏話

会社名でありブランド名でもあるmuziikがmusicから来ていることは、ムジークユーザーなら周知だと思います。

では何故、muziikという名前にしたかと、

1. リズム、テンポなど音楽とゴルフには共通点がある

2. 昔から音楽とゴルフだけは飽きなかった

3. 最初に聞くと変な名前だが、発音しやすく耳に残る

4. 濁音が入るブランド名は成功すると聞いたことがある

大体この4つの事から、有名音楽家を多く輩出しているドイツにあやかって音楽のドイツ語”Muzik”の造語を作ろうということになりました。

ただし、最初はmuziikではなかったんです。

muzi:k、これが最初に決めたロゴでした。

ブランド名を決めて、いざ商標出願をしたところ、この文字がムジケーに見えると。。。無印良品さんのmujiに引っかかるとの特許庁判断が。。。

スペル違うじゃんと補正手続きをするものの、mujiと呼称が似ているとまたもや却下。

起業したばかりで、誰も知らないブランドですから、仕方ないのですが、そんな事でmuziikに変更。

全くの後付けですが、こんな記事も見つけちゃいました。

「成功するブランドネームには3つの法則があった」

人気ブランドの統計をとると3つの法則があるようで、

1. 長さはアルファベットで5文字から10文字以内

2.  同じアルファベット文字が2回繰り返される

3. Z, B, T, G, Y, Hなど子音文字が最低1つ含まれる

との事のようです。muziikは全部当てはまってる。偶然の産物ですけど、おみくじの大吉を引いた感覚ですね。

muziikにしといて良かった。

そしてOn The Screwの由来はと言いますと、

1985年、私がサンフランシスコから40分ほど南下したLos Altosという街にあるカレッジでゴルフ部に在籍していた事がありました。

1985年ですからピンの合板ドライバーや、マグレガー、パワービルトなどまだまだパーシモンでゴルフをしていた時代です。

そのゴルフ部の中で、チームメイトが発する言葉がありました。「hit on the screw」。

最初は全く意味がわからなかったのですが、意味を聞くと、ネジの上で打ったとの事でした。

パーシモンにはフェイス部にインサートがあり、ネジ止めがされていました。

このネジの硬い部分で打つと飛距離が出るとの事で、ネジの上で打つ=「芯を食った」という事になるんだそうです。実はこの言葉(スラングのようですが)がずっと忘れられず、いずれブランド名にしたいと温めていました。

起業して、自分のブランドを作れる事になって、ようやく温めていたネーミングを使用できることとなりました。(先に使われてなくて良かった。)

芯を食うという名のブランド、自画自賛ではありますが、大好きなネーミングです。

あとはその名に恥じないクラブを一生懸命作らなきゃですね。

ムジークとオンザスクリューの由来裏話でした。

ムジークwebsiteのトップページ、少し変更しました。良かったら見てってください↓